偶然にも最悪な5日間
すごく、すごくお待たせいたしました。
めんどくさくなってたわけではありません。
単刀直入に説明しますと、
ケータイ、使えませんでした。
順を追って説明します。
7月22日 サンタモニカの魅力の虜になり1日だけ滞在することを決意します。
7月23日 激安のホステルに宿泊し、ベニスビーチを眺めながら書道をして少し稼ごうと考えていました。
予想以上の盛り上がりをみせ、ベニスビーチを我が物にできることを夢みながら、チェックインするべくホステルの駐車場に自転車を施錠します。
そして無事にチェックインを終え、外に出てみると、
自転車、
ありませんでした。
その間ものの10分、相棒Mr.ディシジョンは見事に前輪だけになっていました…
ごめんなさい。この辺ショックで写真撮れていません。
書道セットも荷台に積んでいたため、ビーチパフォーマンスの夢も儚く消えました。
それになにより交通手段がない。警察に届ける時間はもちろんないし、帰ってくるはずもない。
背に腹はかえられぬ思いで、新しい自転車の購入を決意します。できるだけ安く…
その日は1日かけて自転車屋を調べ、お金を計算し、東海オンエアで笑い、寝ました。
盗られたことはもういいんです。これを気に書道を始めてください。
犯人よ、このブログを観たなら、日本語が読めたなら、ベニスビーチのひと夏の夢、代わりに叶えてください。
アメリカすげえ…
7月24日 チェックアウトをすませ、GIANTの専門店までアボットキニーというストリートを歩きます。
サイケデリコを聞きながら。
2時間くらい歩いたでしょうか、見えてきましたGIANTの文字。
中に入り、店員さんらしき人に事情を話すと「それは災難だね」と、また「幸先悪いね」と。ほんとうに。
さらにコーヒーとクロワッサンまでご馳走になった。染みる。
(写真はこの辺ほんとに忘れていました)
しかしありがたいことに、できるだけ安くしてくれるということで、新品のGIANTの自転車、ロックチェーン、ライト、荷台、ドリンクホルダーで約400ドルで売っていただけた。
本当にありがたい。
それがこいつ、Mr.ビッグディシジョン。今度は本当に盗られないように。
店員さんは日本が大好きとのことで、腕には鶴のタトゥー。すげぇカッコいい。そして生粋のハルキストだった。
そしてもう1人仲良くさせてもらった方が。
ちょうどその日店にいた、日系アメリカ人の さきさん。
この出会いが後々、ものすごい助け船になってくれる。
心暖まる出会いに感謝しながら、できるだけ距離をかせごうとその足でアズーサという街まで行くことにした。
途中、世界一周という名ばかりのサイクリングをしてるおっさんと会ったり、
牛角あったり、
そんなこんなで無事アズーサに到着。
しかし、若干遅れはとったものの順調と思われた旅は、
今まで以上の最悪と遭遇する。
続く。
わけあって今は ダウンタウン